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BluetoothTM音楽転送デモシステム参考出展
次世代MUSIC通信に新たな期待
株式会社ケンウッド(社長:中野 宏、本社:東京都渋谷区)は、2月27日から開催されるBluetooth&PAN展にAV Profileを使用した音楽転送デモンストレーションシステムを出展いたします。 |
BluetoothTM搭載ヘッドホンシステム ※商品化については未定です。 |
★★AV Headphone★★ 今回、出展するBluetoothTM搭載ヘッドホンシステムは、最新のAV Profile(2002年2月1日時点)を実機で検証する為に開発いたしました。携帯電話とノートPC間を無線で接続することから始まったBluetoothTMですが、他への応用分野を広げていくために、弊社の既存事業領域の製品群へ展開することを検討してまいりました。 今回の展示システムでは、PDAまたはノートPCなどの情報機器からオーディオ.データの転送を行います。展示ではMusic Serverとして情報機器を用いてデモンストレーションする予定ですが、製品イメージとしては、本システムをポータブルMDやCDへ応用したシステム、あるいはPCデスク等に組み込むことによりPCでインターネットにアクセスしながら音楽を聴くなど、現代のライフスタイルをより快適なものにするモノ作りが可能になります。 今回のBluetoothTM搭載ヘッドホンを開発するためには、BluetoothTM関連技術はもとより小型化、軽量化、低消費電力化など携帯電話に通じる技術蓄積が必要です。また、製品化していく上で、必須のオーディオ.コーデックであるSBC(Sub Band Codec)以外に、各種の圧縮オーディオ.フォーマットに対応できるシステム作りが要求されます。 |
★★マーケット背景★★ 近距離無線通信技術BluetoothTMは、携帯電話、PC、PDAへとデータ通信を目的として搭載が進み、2001年の通信モジュールの出荷量も1300万個を越え、2002年に向けて本格的普及の体制が整ってまいりました。 しかしながらPCを中心としたデータ通信においては、IEEE802.11bを代表とする競合する高速無線LANが台頭し始め、今後のBluetoothTMは、その低消費電力、低価格、小型を生かしたアプリケーションへの応用が期待されています。 BluetoothTMでは、使用するアプリケーション毎に、機器間の通信の互換性(相互接続性)を保証するためにプロファイルと呼ばれる通信ルールが規格化されています。13種類のプロファイルでスタートしましたが、キラーアプリケーションという点では、当初のプロファイル群では競合する他のワイヤレスをリードすることが困難でした。 BluetoothTM SIGでは各種アプリケーションに対応すべく、新プロファイルの策定が進んでいます。その一つであるAV Profileが当社のビジネスドメインにとって、最も重要なProfileであると判断し検討を進めてまいりました。 今回のBluetooth&PAN展では、AV Profileを使用した音楽転送を体験していただくデモンストレーションシステムを展示いたします。 モバイル情報機器から、ヘッドホン、カーステレオ、音楽再生可能なテーブルへ音楽データを伝送し、ワイヤレスシステムによる新しい音楽の世界を体験いただきます。 ケンウッドでは、他の機器と接続することによる車載機器の新しい可能性、ならびにモバイル空間におけるエンターテイメントの新ライフスタイルを、今回の展示を通じてアピールし、関連する製品群を市場へ提供していきたいと考えています。 (参考)Bluetooth&PAN 2月27日(水)〜3月1日(金)パシフィコ横浜にて開催。 |
本件に関するお問い合わせ先 | ||
株式会社ケンウッド コーポレートコミュニケーション部 IR広報室 山賀 |
TEL: 03(5457)7120 FAX: 03(5457)7140 E-mail: pr.qa@pr.kenwood.co.jp |