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ニュースリリース

<新製品案内>


SAR判定を数秒で可能にした近傍電界強度計を発売
本年6月から電磁波の比吸収率に関して法令化!

(株)ケンウッドの100%子会社、(株)ケンウッドエンジニアリング(社長:城戸健、本社:東京渋谷)は、明弘トレーディング(株)(社長:滝沢誠、本社:東京中央)と共同で、電磁波の比吸収率を数秒で判定できる近傍電界強度計を、4月下旬より発売しますのでお知らせします。

品名 型名 税別標準価格
近傍電界強度計・本体 MK−350 130万円
固体ファントム付き電界プローブ MK−PP1 140万円
SAR・測定ソフト SAR−4 20万円
システム合計価格 290万円



MK-350/MK−PP1
MK-350/MK−PP1


  1. 背景

    2002年6月から、携帯電話機から発射される電磁波の人体への比吸収率の値:SAR(Specific Absorption Rate)が、法令化により技術基準に新たに加えられます。
    従来SARの測定にはロボットを使用した大がかりな装置が使用されていますが、今回開発されたシステムは小型かつ廉価に出来ており、またSAR値を数秒で判定可能となっています。特に工場の生産ラインでの検査に適しており、より完全な品質管理を可能とします。また、携帯電話機などの設計現場でのSAR対策の評価などにもお役立ていただけます。


  2. システムの概要

    今回発売のシステムは、SAR値が許容の範囲内かどうか、あるいは 許容値に対してどの程度の余裕があるかを簡便に判定するためのシステムであり、電界の最強スポットでの電界強度測定値とSAR値を関連づける事によってSARの判定を行います。
    このシステムでは 先端が固体ファントムで覆われている電界プローブ(MK-PP1)を使用します。このプローブで電界強度測定をすると、標準のファントムを使用して測定した場合と相関がとれた値が測定できます。このプローブを使用することによって、大きなファントムの設置場所の問題や疑似人体液の取り扱いから解放されます。なお固体ファントム付きプローブについては特許出願中です。


  3. 主な仕様

    (電気的仕様)
    • 最大測定レベル:150V/m
    • 測定分解能:0.1V/m (1V/m〜150V/m)
    • 電源電圧:AC 100V〜240V
    • 消費電力:20W以下

    (一般仕様)
    • 性能保証温度範囲:+10℃〜+35℃
    • 動作温度範囲 :0℃〜+45℃
    • 外形寸法:284W×99H×300D [mm] (突起部を除く)
    • 質量: 4.0 [kg] (本体のみ、ケーブル類含まず)


  4. オプション

    このシステムは、下記のオプションを追加することによって、SAR値を測定するシステムに発展させることができます。

    • SAR測定基本セット(ヘッドファントム、人体液、スタンド等)「MKP−300」78万円
    • SAR・3D近傍電界強度測定用ソフト「SAR−3」68万円
    • 電界プローブ「MK−P1」120万円



本件に関するお問い合わせ先
  (株)ケンウッドエンジニアリング Image TEL 045−939−7049
    Image FAX 045−939−6259
  明弘トレーディング(株) Image TEL 03−3667−2791
    Image FAX 03−3661−8510
  (株)ケンウッド IR広報室 Image TEL 03−5457−7120
    Image FAX 03−5457−7140

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Updated 2002/04/16 (C) 2001 KENWOOD Corporation