2007年9月19日
ホームエレクトロニクス
新製品案内
限りなく原音に近い再生音を実現する当社独自の高音質化技術「Supreme EX」を搭載し、さらに進化を遂げた高音質モデル「Kseries」を新発売
CD-R/RWに記録された多彩な圧縮音楽データの高音質再生にも対応
 株式会社ケンウッド(社長:塩畑 一男、本社:東京都八王子市)は、好評のアコースティックサウンドシステム「Kseries(Kシリーズ)」の新製品、CDレシーバー「R-K711-N/B」とスピーカーシステム「LS-K711」を10月上旬より発売いたします。
 
品名 型番 希望小売価格
(本体価格)
発売時期
CDレシーバー R-K711-N/B
(N:ゴールド/B:ブラック)
54,600円
(52,000円)
10月上旬
スピーカーシステム LS-K711 23,100円
(22,000円)
10月上旬
* 希望小売価格はすべて消費税込みの価格です。
LS-K711
LS-K711
企画背景と製品の概要
 クラス最高レベルの高音質再生を実現したアコースティックサウンドシステム「Kseries」は、2004年12月の発売以来、オーディオに精通した団塊世代および団塊Jr.世代に代表される「音質にこだわる」ユーザー層を中心に、高い評価をいただいてきました。

  最新のデジタル技術と当社が長年培ってきたアナログ音質技術のノウハウを結集することで、CDの再生音を原音に限りなく近づけることをめざしてきた「Kseries」。
  今回発売する新モデルでは、当社独自の高音質化技術「Supreme EX」を搭載することで、その原音再生性能を進化させ、CDの一層の高音質再生を実現しました。また、近年のD.A.P.の急激な普及に伴って大きく変化したユーザーのリスニングスタイルや音楽データ再生にも対応。「Supreme EX」をCD-R/RWに記録されたMP3やWMA、AACといった圧縮音楽データの再生時にも機能させることで、録音時に記録されなかった高音域を補間し、限りなく原音に近い高音質再生を可能にしました。
  そして、再生中の音源を判別し、「音楽CDモード」と「音楽ファイルモード」を自動で切り替えることで、音源に合わせた最適な高音質再生を実現しています。

  さらに、CDレシーバー部「R-K711-N/B」には、プリアンプ部に高精度な信号変換を可能とする「フルデジタルプリアンプ」を、また、パワーアンプ部には増幅過程で発生するノイズを制御しながら、利得の高い信号増幅を可能とする「ディスクリート差動三段パワーアンプ」を採用。独自のアンプ回路構成により、原音に忠実な信号増幅を可能としています。
  また、スピーカーシステム「LS-K711」には、表情豊かな音楽表現を実現するために、理想的な高帯域再生特性を実現した45kHz再生対応ツィーターや、歪み性能に優れたウーファーユニットを新規設計。さらにキャビネット形状やバッフル構造も工夫することで、自然な音場再生を実現しました。

  当社はこの「Kseries」新モデルを、当社の音質の最高責任者である音質マイスターが、最高の音質を再現するために、製品の設計から部品の選定など、細部に到るまでこだわった製品群、音質マイスターエディション(Sound Meister Edition)として発売し、「Kseries」のラインナップ強化を図るとともに、当社ならではの、原音に忠実な高音質再生を実現する「音楽を聴く楽しみ」を市場に提供します。
「R-K711-N/B」の主な特長
1. 高音質を実現するフルデジタルプリアンプ + ディスクリート差動三段パワーアンプ構成
  プリアンプ部には、伝送ロスや外来ノイズの影響を抑え、高精度な信号変換を可能とする、フルデジタルプリアンプを採用しました。また、パワーアンプ部には差動三段構成による、完全ディスクリート構成を採用し、より原音に忠実な信号増幅を可能としています。

(1)高精度な音楽信号を生成するフルデジタルプリアンプ段
フルデジタルプリアンプ段にケンウッドオリジナルテクノロジー、D.P.A.C.(Digital Pulse Axis Control)回路を搭載。デジタル信号のジッター(時間軸のズレ)を抑えながら、デジタル波形を整えて、D/Aコンバーターへ入力します。そして、D/Aコンバーターには歪性能に優れたWolfson社D/Aコンバーターを採用。 高精度マスタークロック発振器による時間軸の管理と、専用巻き線による安定した電源供給により、変換精度を高め、音楽データに忠実な信号変換を実現します。

(2)利得が高く原音に忠実な信号増幅を実現するディスクリート差動三段パワーアンプ
音楽信号を増幅するパワーアンプ部には差動三段構成による、完全ディスクリート構成を採用。増幅過程で発生するノイズを制御しながら、利得の高い信号増幅を可能とすることで、より原音に忠実な信号増幅を実現しています。また、電源部には、電流を安定供給するために、アンプ部専用の電源巻き線を用意しています。

(3)回路間の干渉を抑え安定した動作を実現する2トランス10電源供給
メイントランスには「メカ部」「デジタル部」「D/Aコンバーター部」「アナログアンプ部」用にそれぞれ巻き線を用意しました。動作電流による干渉を抑え、各部へ最適化された電源供給を行い、安定動作を支えます。また、マイコン制御用には、専用のEIトランスを設け、待機時消費電力の低減を図っています。

(4)相互干渉によるノイズを低減する「アドバンスド・グランドライン」
電源回路と増幅回路をシンプルかつ密接に結びつけることで、電流の相互干渉・重複を避けるために設計されたアドバンスド・グランドライン。従来に比べトランスからのノイズの影響が大きく低減され、原音に忠実な再生が可能となりました。
2. さまざまな音楽ライブラリを美しい音楽として甦らせる「Supreme EX」
  デジタル化で失われた高域成分を再現することにより、限りなく原音に近いリアルなサウンドを甦らせるケンウッド独自の音質向上技術をさらに進化させた「Supreme EX」。音楽CDやデジタル入力の場合は、20kHz以上の高調波を再現。圧縮音楽データ再生時は、データ圧縮によって失われた高音域も補間します。また、音楽CDと圧縮音楽データに合わせて自動で切り替えし、最適な音質効果を実現します。
3. CD-R/RWに記録されたAAC/MP3/WMAの高音質再生に対応
  新規設計の高精度なCDプレーヤー部を開発することにより、音楽CDだけでなく、CD-R/RWディスクに記録された音楽データ(MP3/WMA/AAC)の再生にも対応しました。前述の「Supreme EX」により原音再生に近づいた高音質再生を実現しています。また、音楽データの再生※1では、フォルダ選択やファイルのタグ情報表示にも対応※2していますので、音楽ライブラリを存分に楽しむことができます。
※1 再生できる音楽データ(ファイル)について
 
■MP3ファイル :
[ファイルフォーマット]MPEG-1 Audio Layer 3 / MPEG-2 Audio Layer 3 /MPEG-2 Audio Layer 3 Lower sampling rate(MPEG-2.5) [拡張子].mp3
■WMAファイル :
[ファイルフォーマット]Windows Media™ Audio準拠 [拡張子].wma
■AACファイル※3
[ファイルフォーマット]MPEG-4 AAC(iTunes™ 4.1〜7.3で作成されたもの) [拡張子].m4a
※2 本機が表示できる文字の種類は、「カタカナ」と「英数字」です。
※3 ・Apple™ ロスレス・エンコーダで作成されたファイルは再生できません ・上記規格に準拠したオーディオファイルでも、ディスクの特性、記録状態などにより、再生できない場合があります ・DRM(デジタル著作権管理)付きファイルは、再生できません。
4. 試聴環境に合わせて最適な音場を再現する「Auto Room EQ」
 

部屋の広さ、接続されたスピーカーの特性やセッティングした場所の状況に応じて、最適な音響空間を自動で構築する「Auto Room EQ」を搭載。簡単に付属のマイクロホンで、その部屋に応じた最適な音響設定を自動で行う事が可能です。また、測定後の効果を元に、好みの音場効果が得られる、5つのRoom EQ Modeを用意しました。

【ROOM EQ MODE】

■NORMAL:
ROOM EQ で測定した結果を忠実に再現します。

■WIDE:
測定ポジションを中心に、比較的広い範囲で違和感なく音楽が楽しめます。

■NIGHT:
深夜など小音量で楽しむ際に、メロディ帯域を聴きやすくします。

■LIVE:
コンサートホールのように、反響音の多い環境で楽しむモードです。

■VOCAL:
ボーカルやセリフを聴き取りやすく再現します。

「LS-K711」の主な特長
1. 表情豊かな音楽再生を実現するワイドレンジ再生対応ツィーター
  45kHz の高帯域信号まで、クリアに再生するソフトドームツィーターを新規開発。イコライジング効果を持ったツィーターパネルとの組み合わせにより、理想的とも言える広域特性を確保しています。また、伸びやかな中高域再生を実現するために、ワンサイズ上のマグネットを採用しています。
2. 歪み性能に優れた新規開発ウーファーユニット
  ウーファーの入力信号に対する応答性能を高めるために、エッジの高さと幅を拡張したSラインエッジを採用。振動板には不要振動を抑える多層コーティング素材、キャップ部には高域共振を持たず歪み特性に優れたポリウレタン素材を採用しています。また、新規開発フレームには、エアコントロールホールを設け、ウーファーのスムーズな振幅を可能としています。しかも、樹脂素材の採用で、磁束漏れを低減し、固有共振も発生しません。
「R-K711-N/B」の主な定格
【アンプ部】
実用最大出力 30W+30W(JEITA 6Ω)
入力感度/インピーダンス 450mV/22kΩ(AUX、TAPE入力)
出力レベル/インピーダンス 450mV/200Ω(TAPE出力)
全高調波歪み率 0.005%(1kHz、15W、6Ω)
【デジタル部】
Supreme EX(CD、デジタル入力) 再生可能周波数 1Hz〜44kHz
対応サンプリング周波数 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz
【CD部】
周波数特性 20Hz〜20kHz(JEITA)
SN比 104dB以上
再生可能ディスク CD、CD-R、CD-RW(CD-DAフォーマット)、音楽ファイル(MP3/WMA/AAC)の記録されたCD-R、CD-RWディスク
【チューナー部】
FM受信周波数範囲 76MHz〜90MHz
AM受信周波数範囲

531kHz〜1,629kHz

【電源部・その他】
電源電圧 AC100V 50/60Hz
定格消費電力(電気用品安全法に基づく表示) 70W
待機時消費電力 0.2W以下
最大外形寸法(約) 270(W)×126(H)×369(D)mm
重量(約) 5.6kg
【付属品】
AUTO ROOM EQ用マイクロホン、FM室内アンテナ、AMループアンテナ、リモコン、リモコン用電池
「LS-K711」の主な定格
形式 2ウェイ2スピーカー/バスレフ型
インピーダンス
最大入力 80W
ツィーター 2.5cmドーム型
ウーファー 12cmコーン型
クロスオーバー周波数 2.5kHz
再生周波数範囲 50Hz〜45kHz
出力音圧レベル 85dB
最大外形寸法(約) 158(W)×270(H)×264(D)mm
質量(約) 4.3kg(1本)
防磁設計(JEITA)
付属スピーカーコード 2m×2本
ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内11社、海外25社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。

報道・出版窓口:株式会社ケンウッド CR統括部 広報・IR室 金津
TEL:042-646-6724 FAX:042-646-1440 E-mail:pr.qa@kenwood.co.jp

製品ポジやカタログのお問い合わせ窓口:株式会社ケンウッド ブランド戦略統括部 宣伝室
TEL:042-646-6733 FAX:042-646-6729

一般顧客窓口:ケンウッドカスタマーサポートセンター
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