2007年10月24日
ホームエレクトロニクス
新製品案内
コンパクトHi-Fiシステム「Kseries」にセパレートコンポーネントクオリティを
実現した「K1000シリーズ」をラインアップ

デジタル時代にふさわしい音質技術や発展性を装備
原音再生を徹底追求し「演奏会場や録音現場の空気感」や「音のリアリティー」を再現
 株式会社ケンウッド(社長:塩畑 一男、本社:東京都八王子市)は、好評のアコースティックサウンドシステム「Kseries(Kシリーズ)」に、セパレートコンポーネントクオリティを実現した新モデル「音質マイスターエディション(Sound Meister Edition)K1000シリーズ」を11月下旬より発売いたします。
 
品名 型番 希望小売価格
(本体価格)
発売時期
レシーバー R-K1000-N 55,650円
(53,000円)
11月下旬
CDプレーヤー DP-K1000-N 40,950円
(39,000円)
11月下旬
スピーカーシステム LS-K1000 55,650円
(53,000円)
11月下旬
企画背景と製品の概要
 コンパクトHi-Fiシステムとして高音質再生を実現したアコースティックサウンドシステム「Kseries」は、2004年12月の発売以来、オーディオに精通した団塊世代および団塊Jr.世代に代表される「音質にこだわる」ユーザー層を中心に、高い評価をいただいてきました。昨年末には、限りなく原音に近い再生音を追求し、音楽の表現力に磨きをかけた「Kseries Esule」を発売。ピュアオーディオ市場におけるハイコンポの代表モデルとしてその存在を高めてきました。
  一方、オーディオ市場においては、CDの高音質再生はもとより、パソコンの普及やTV放送のデジタル化などにともなう新しいデジタルメディアへの対応とその高音質再生が新しいニーズとなっています。
  こうした市場背景を踏まえ、当社は、従来の「高音質再生」に加え、今後のメディアの変化にも対応できる発展性を併せ持つ「音質マイスターエディション(Sound Meister Edition)K1000シリーズ」を発売いたします。

  今回発売する「音質マイスターエディション(Sound Meister Edition)K1000シリーズ」は、「演奏会場や録音現場の空気感」や「音楽のリアリティー」といった、再現能力を高めるために音質性能を一層ブラッシュアップするとともに、様々なレイアウトで使用したいというユーザーのニーズにこたえた製品で、アンプ部とCD部をセパレート化した新しいスタイルのラインナップです。
  様々な干渉を排除し音楽信号の純粋な増幅を可能にする「フルデジタルプロセッシング」や、小音量でも高音質再生可能な「Clear Aモード」、拡張性を高める豊富な入出力端子を搭載するなど、新しい音質技術をふんだんに盛り込み、ユーザーの様々な使い方への対応を可能にしたプリメインアンプ「R-K1000-N」。緻密で繊細な音楽再生のために信号読み取りの能力を高めたCDプレーヤー「DP-K1000-N」。音場の再現性に優れ、音楽を表情豊かなに再生するスピーカー「LS-K1000」をそれぞれ作り上げました。

 当社はこの「K1000シリーズ」を、当社の音質の最高責任者である音質マイスターが、最高の音質を再現するために、製品の設計から部品の選定など、細部に到るまでこだわった製品群、「音質マイスターエディション(Sound Meister Edition)」として発売し、「Kseries」のラインナップ強化を図るとともに、これからも原音に忠実な高音質再生を追求し、「音楽の素晴らしさ」と「高音質オーディオの魅力」を提供することで、市場の活性化に努めてまいります。
音質マイスターより皆様へ
無垢なる音にあこがれて、純粋さを求め、ひたすら追い続け
フルデジタルという新しいツールを取り入れることにより
この音は生まれました。
まるでアーティストの隣で音楽を聴くような「演奏現場の空気感」「リアリティー」。
ピアノでの左手で打弦された、直後の音場に存在する静寂な空気感。
ウッドベース、ドラムそしてオーケストラのトッティーを、
風のように軽やかに、あざやかに再現する。
静けさから一挙に音の立ち上がるダイナミックレンジの広さ。
その音場と空気感は、いままで確実に存在していた
「リスナーとオーディオの境目」をとりはらい、
リスニングルームを「リスナーがオーディオ音場と一体」となれる場所へ昇華させます。
株式会社ケンウッド 音質マイスター 萩原 光男
「R-K1000-N」の主な特長
1. 音楽信号に忠実な信号増幅を可能にする「フルデジタルプロセッシング」
  音楽信号に悪影響をおよぼす、さまざまな干渉を排除するため、信号入力からアンプの最終段までフルデジタルによる高精度な信号処理を行う「フルデジタルプロセッシング」を搭載。信号変調段や信号増幅段での信号の揺らぎを抑えるため、高精度マスタークロック発振器を採用することで、回路内の各プロセッサーを一括制御し、時間軸のズレを抑えます。また、D.P.A.C(. Digital Pulse Axis Control)回路により、入力されたデジタル音楽信号のジッターを抑え、波形を整えたうえでデジタル信号変調処理を行います。この「フルデジタルプロセッシング」により、音の立ち上がり、立ち下りに優れた高精度な信号増幅、スピード感のある低音再生が可能で、きめが細かく表情豊かな音楽を再生します。
2. さまざまな音楽ライブラリを美しい音楽として甦らせる「Supreme EX」
  デジタル化で失われた高域成分を再現することにより、限りなく原音に近いリアルなサウンドを甦らせるケンウッド独自の音質向上技術をさらに進化させた「Supreme EX」。音楽CDや外部デジタル入力信号に対して20kHz以上の高調波成分を付加する生楽器の美しい響きやコンサートホールの空気感を再現できます(「CDモード」)。また、別売のCDプレーヤー「DP-K1000-N」をシステムコントロール接続すれば、MP3、WMA、AACといった音楽ファイル再生時に20kHz以下の可聴帯域内の音楽信号を補間する「音楽ファイルモード」にも対応します。それぞれのモードは自動で切り替わり、音源に合わせた最適な高音質再生が楽しめます。
3. 微小音楽信号の再現性を高める高音質再生モード「Clear A」
  微小な音楽信号の再現性が向上し、音の粒立ちや詳細ニュアンスの表現力を高めた「Clear Aモード」を搭載。アンプ素子に供給する電源電流の変動を抑えた「Clear A」専用電源へ切り替えることにより、増幅段の安定動作と歪みを抑えた信号増幅を実現します。深夜や至近距離での音楽鑑賞といった小音量再生時でも、音像の輪郭がぼやけることがなく、表情豊かな高音質再生が楽しめます。
4. その他の特長
 
安定した信号増幅を可能にする独立電源供給回路
どんな環境下でも最適な音場を再現する、「AUTO ROOM EQ」
拡張性の高い豊富な入出力端子(アナログ入力3系統、デジタル入力4系統)
ヘッドホン専用アンプ搭載
「DP-K1000-N」の主な特長
1. D.P.A.C.回路と高性能D/Aコンバーター
  デジタル信号のジッター(時間軸のズレ)を抑えるため、D.P.A.C.(Digital Pulse Axis Control)回路を採用し、デジタル波形を整えます。そして、デジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバーター部には、S/N比117dBの高精度変換能力を持ち、高帯域のノイズ特性に優れた最上位クラスのWolfson社「WM8740」を搭載。高帯域まで密度が高く、繊細でクリアな再生を実現しました。
2. デジタル回路/アナログ回路分離設計
  デジタル回路部からアナログ回路部への干渉を抑えるため、それぞれを別基盤で設計した分離構造を採用。さらにアナログ音声出力端子部には、リレーによるミュート回路を搭載し、音質劣化を低減します。
3. CD-R/RWに記録されたAAC/MP3/WMAの高音質再生に対応
  音楽CDだけでなく、CD-R/RWディスクに記録された音楽ファイル(MP3/WMA/AAC)の再生にも対応しました。音楽ファイルの再生では、フォルダ選択やファイルのタグ情報表示にも対応していますので、音楽ライブラリを存分に楽しむことができます。
「LS-K1000」の主な特長
1. 新開発「カーブド(曲面)バッフル」を採用した、全周突板仕上げキャビネット
  スピーカーの音質を左右するキャビネットには、響きの良さに優れた高密度MDF材を突板仕上げで採用しました。曲げ加工を施した側板構造は剛性を高めると同時にキャビネット内部の定在波を分散させます。各ユニットの前後位置を調整するバッフルには、上部に緩やかな曲げ加工を施した「カーブドバッフル」を採用し、ツィーターとウーファーからの音の到達時間を合わせるUD(Uniformed Delay)レイアウトを実現。クロスオーバー付近の合成波形が理想点音源に近く、つながりの良いなめらかな再生を可能にします。
2. 新規開発ウーファーユニットとソフトドームツィーター
  アルミダイカストフレームに多層コーティング振動板を組み合わせたウーファーユニットにより、安定した音像定位と豊かな定位域再生を可能にします。また、ツィーターには、音楽情報の再現性を高めたソフトドームツィーターを採用し、楽器やボーカルの表現力を向上させました。
3. 直列型ネットワーク採用
  ウーファーとツィーターの音をスムーズにつなげ、位相のズレを抑制可能な直列型ネットワーク回路を採用。また、ネットワーク基板には、耐熱性に優れ、信号伝播特性も高いガラスエポキシ基板を採用しています。
「R-K1000-N」の主な定格
【アンプ部】
実用最大出力 [Clear A:オフ時] 50W + 50W(JEITA 6Ω)、60W + 60W(JEITA 4Ω)
[Clear A:オン時] 10W + 10W(JEITA 6Ω)、15W + 15W(JEITA 4Ω)
定格出力 [Clear A:オフ時] 40W + 40W(20Hz〜20kHz、0.7%、6Ω)
SN比 120dB(CD、D-IN1、D-IN2、D-IN3)
入力感度/インピーダンス 200mV/82kΩ(AUX、TAPE入力)、100mV/82kΩ(D.AUDIO入力)、3.5mV29kΩ(PHONE入力)
出力レベル/インピーダンス 200mV/760Ω(TAPE出力)
全高調波歪み率 0.08%(1kHz、1W、6Ω)
【デジタル部】
Supreme EX(CD、デジタル入力) 再生可能周波数 1Hz〜44kHz
対応サンプリング周波数 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz
【チューナー部】
FM受信周波数範囲 76MHz〜90MHz
AM受信周波数範囲

531kHz〜1602kHz

【電源部・その他】
電源電圧 AC100V、50/60Hz
定格消費電力(電気用品安全法に基づく表示) 57W
待機時消費電力 0.2W以下
最大外形寸法(約) 270(W)×99(H)×318(D)mm
重量(約) 5.3kg
【付属品】
AUTO ROOM EQ用マイクロホン、FM室内アンテナ、AMループアンテナ、リモコン、リモコン用電池
「DP-K1000-N」の主な定格
【CD部】
周波数特性 8Hz〜20kHz(JEITA)
SN比 105dB以上(JEITA)
ダイナミックレンジ 100dB以上(JEITA)
総合歪み率 0.005%以下(JEITA)
チャンネルセパレーション 100dB以上(JEITA)
出力レベル/インピーダンス 固定出力2V/100Ω
再生可能ディスク CD、CD-R、CD-RW(CD-DAフォーマット)、音楽ファイル(MP3/WMA/AAC)の記録されたCD-R、CD-RWディスク、
【電源部・その他】
電源電圧 AC100V、50/60Hz
定格消費電力(電気用品安全法に基づく表示) 11W
待機時消費電力 0.2W以下
最大外形寸法(約) 270(W)×99(H)×296(D)mm
重量(約) 3.4kg
【付属品】
システムコントロールコード×1本、同軸コード×1本、音声コード×1本、リモコン、リモコン用電池
「LS-K1000」の主な定格
形式 2ウェイ2スピーカー/バスレフ型
インピーダンス
最大入力 80W
ツィーター 2.5cmドーム型
ウーファー 12cmコーン型
クロスオーバー周波数 2kHz
再生周波数範囲 48Hz〜45kHz
出力音圧レベル 85dB
最大外形寸法(約) 168(W)×305(H)×270(D)mm
重量(約) 5.2kg(1本)
防磁設計(JEITA)
【付属品】
スピーカーコード2m×2本、キャビネット専用クリーニングクロス、クッションシート
ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内11社、海外25社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。

報道・出版窓口:株式会社ケンウッド CR統括部 広報・IR室 金津
TEL:042-646-6724 FAX:042-646-1440 E-mail:pr.qa@kenwood.co.jp

製品ポジやカタログのお問い合わせ窓口:株式会社ケンウッド ブランド戦略統括部 宣伝室
TEL:042-646-6733 FAX:042-646-6729

一般顧客窓口:ケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL:0570-010-114(ナビダイヤル) 携帯電話・PHS・IP電話:045-933-5133 FAX:045-933-5553

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