発行日:2007年11月12日
お知らせ
中国における商標権、意匠権、著作権侵害に対する模倣品裁判において、
すべて勝訴で結審
 株式会社ケンウッド(社長:塩畑 一男、本社:東京都八王子市)は、中国の福建冠威通信技術有限公司(以下、福建冠威社)、福清融威通信有限公司(以下、福清融威社)、北京頤暢圓高科技有限公司(以下、北京頤暢圓社)の3社を相手取って提訴していた4件の訴訟について最終的な勝訴の判決が出され、相手側に損害賠償(総額430万元、約6,665万円)の支払い命令が出されたことをお知らせいたします。

  当社は、上記3社の当社製品に対する①商標権侵害および不競法違反、②著作権侵害、③意匠権侵害の計3件の訴訟を中国の北京第一中級人民法院に提訴し、第一審判決で全面勝訴(本年4月18日既報)。その後、相手方の上告により審理されていた北京高級法院においても、上告棄却による第一審判決維持という全面的勝訴を言い渡されました。
  加えて、当社は、福建冠威社が当社無線機周波数設定のソフトウエアをコピーしインターネット上に掲載し頒布していた④著作権侵害行為(ソフトウェア)に対し、福建省福州市中級人民法院に侵害差し止め請求の訴訟を起こしていましたが、この件についても、侵害を認める同法院の第一審判決を受け、先方が提出していた上告が福建省高級法院によって棄却され、第一審判決が維持されました。

  これにより当社は、福建冠威社、福清融威社および北京頤暢圓社が当社に対して犯した4件の侵害訴訟について、最終的な勝訴が確定しました。
  また、前述の損害賠償のほか、模倣品の製造・販売およびソフトウェアの侵害行為の停止、雑誌・ホームページでの謝罪文の掲示などが言い渡されました。
  今後は、判決が確実に実行され、罰則が正確に履行されていくよう全力を尽くす所存です。

  当社は、これまでにも当社製品の贋物業者や模倣業者に対しては、摘発や訴訟などを通じ、厳正なる姿勢で臨んできましたが、今後も、消費者の保護と当社の権益を守ることを基本姿勢に、これら違法業者や模倣業者に対して、さらに強力に知的財産権などの侵害排除に向けた取り組みを全世界で推し進めてまいります。
ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内11社、海外25社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。

本件に関するお問い合わせ
株式会社ケンウッド CR統括部 広報・IR室 波木
TEL: 042(646)6724 FAX: 042(646)1440 E-mail: pr.qa@kenwood.co.jp

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