2008年4月9日
お知らせ
カーエレクトロニクスOEM分野の強化に向けてDVD/CDメカの大量出荷を開始
2008年度から3年間累計で1,000万台規模へ
 株式会社ケンウッド(社長:塩畑 一男、本社:東京都八王子市)は、カーエレクトロニクス事業におけるOEM分野の強化策の一環として、車載用AV機器向け光ディスクドライブメカ事業の拡大を推進していますが、この度、日本、米国、欧州の自動車用品メーカー各社から2008年度から2010年度までの3年間累計でDVDメカとCDメカを合わせて約1,000万台受注し、この度出荷を開始しましたので、お知らせします。
1.当社の光ディスクドライブメカ事業について
 当社は、主力であるカーエレクトロニクス事業の売上拡大と収益改善に向けて、市販向け、OEM向けの両分野で強化策を推進しています。OEM分野では、完成品に比べて自動車販売動向の影響を受けにくいデバイスビジネスを、純正製品ビジネス、ディーラーオプション製品ビジネスとならぶ同分野の柱と位置づけ、車載用AV機器向け光ディスクドライブメカを中心に事業拡大を進めています。
 2005年には車載用マルチメディア機器の需要増加を見込んで上海工場の増築を完了し、光ディスクメカの増産体制を整備するとともに、生産ラインを長野工場から上海工場へと移管し、国内工場と上海工場の垂直統合を推進することで、コスト競争力の強化をはかりました。
 また、商品競争力を強化するため、新型光ディスクドライブの開発にも注力し、光ピックアップの内製化をはかるとともに、業界最薄・最軽量のDVDメカ、高品質・ハイコストパフォーマンスのCDメカを商品化しました。
2.今後の展開
 2007年度の光ディスクドライブの出荷台数は30〜40万台程度ですが、上記の取り組みの結果、日本、米国、欧州の自動車用品メーカーから大型受注を獲得し、2008年度から2010年度までの3年間累計でDVDメカとCDメカを合わせて約1,000万台を生産・出荷する計画です。
 今回出荷を開始したのは、米国メーカー向けのCDメカで、今後順次、日本メーカー、欧州メーカーへの出荷を本格化していく予定です。
 これにより、カーエレクトロニクス事業のOEM分野に占めるデバイス事業の売上比率を2007年度の1割程度から、2010年度には3割程度まで引き上げ、OEM分野の安定した収益基盤の整備を進める計画です。
ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内11社、海外25社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。

本件に関するお問い合わせ
株式会社ケンウッド CR統括部 広報・IR室 能勢
TEL:042-646-6724 FAX:042-646-1440 E-mail:pr.qa@kenwood.co.jp