2009年04月07日
お知らせ
台湾における無線機器プリント基板著作権侵害に対する裁判で全面勝訴が確定
— 模倣品の製造・販売の抑制につなげる —
株式会社ケンウッド(社長:塩畑 一男、本社:東京都八王子市)は、台湾の捷電実業有限公司(以下「捷電実業社」)を相手取り台湾板橋地方法院に提訴していた無線機器のアートワーク著作権侵害(プリント基板のコピー)に対する訴訟において、当社勝訴が確定しましたのでお知らせいたします。


※株式会社ケンウッドは、日本ビクター株式会社との経営統合にともない、2008年10月1日付で株式移転の方法により設立された共同持株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社」の100%子会社となりました。

2004年9月、当社は、捷電実業社が輸入販売を行っていた中国の深セン市好易通科技有限公司(以下「好易通社」)製の無線機器「TC-268S/368S」が、当社製無線機器「TK-2107/3107」で使用している4層プリント基板を模倣した著作権侵害に当たる製品と判断し、同製品の販売中止と賠償金20万新台湾ドルと利息(日本円にして約69万円)の支払いを求める訴状を台湾板橋地方法院簡易法廷に提出しました。その後、本件は台湾板橋地方法院簡易法廷から台湾板橋地方法院に移送され、専門家による鑑定などを経て2008年2月の第一審判決において捷電実業社および代表者に対し、以下の判決が下されました。
※ 1新台湾ドル=2.83円で換算
<判決の要旨>
    1.捷電実業及びその代表者は、好易通社製無線トランシーバー(型番 TC-368S、TC-268S)の無線トランシーバーを頒布してはならない。

    2.捷電実業代表者 李永誠は株式会社ケンウッドに新台湾ドル20万元及び2004年10月12日より償還日で年利率5%で計算した利息を支払う。(日本円にして約69万円)
ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内11社、海外25社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。
本件に関するお問い合わせ
JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社 企業戦略部 広報・IR担当 盛
TEL:045-444-5232 FAX:045-444-5239