- 2009年06月02日
- 通信機器
新製品案内
接客シーンのある屋内利用に最適
店舗内利用に特化したコンパクトでスタイリッシュな特定小電力トランシーバーを新発売
株式会社ケンウッド(社長:塩畑 一男、本社:東京都八王子市)は、屋内店舗におけるスタッフ間の通信用途に最適で、免許資格不要でお使いいただける、コンパクトでスタイリッシュな特定小電力トランシーバー“DEMITOSS PREMIO ™ (デミトス・プレミオ)”シリーズ「UBZ-S27/S20」を7月下旬より発売いたします。
品名 | 型番 | 希望小売価格 (本体価格) |
発売時期 |
---|---|---|---|
特定小電力トランシーバー | UBZ-S27 B (B:ノクターンブラック) |
41,790円 (39,800円) |
7月下旬 |
UBZ-S20 B/WH (B:ルミナスブラック) (WH:スノーホワイト) |
31,290円 (29,800円) |
●企画背景と製品の概要
特定小電力型をはじめ、トランシーバーは従来おもに屋外での通信に使われていましたが、近年、店舗の大型化が進んだことにより屋内型店舗での導入が増加し、特に家電量販店やショールーム、アパレルショップ、アミューズメント施設など300〜500坪前後までの店舗で使用されるケースが増加しています。
さらに最近では、このような大型店舗だけでなく、カフェ・レストラン、居酒屋、ヘアサロン、各種小売チェーンストアや結婚式場/セレモニーホールなどでの導入も増加し、屋内型施設におけるスタッフ間通信用途は、今後さらなる需要の増加が見込まれています。
しかし、現状ではこれら店舗で使用されているトランシーバーは、業務用としてハードユースに耐えるために堅牢性を重視したものか、もともとは屋外のスポーツやレジャーユースを主な目的として開発されたものが多く、昨今のスタイリッシュにデザインされたユニフォームや洗練された店舗デザインに馴染んだ商品が少ないというのが実情でした。
今回発売する「UBZ-S27/S20」は、特に接客シーンにおいて「目立たないコンパクトさ」と「その場の雰囲気を乱すことなく品質感の高いデザイン」を兼ね備え、「プレミアムなおもてなしの場にも調和するコミュニケーションツール」をコンセプトに、実際に使用される比率の高い女性ユーザーの意見をより多く取り入れて開発しました。さらに「UBZ-S27」では、状況に応じて特定のグループや個人、あるいは全員の呼び出しができる「選択呼出し機能」をはじめとする多人数での使用を重視した機能を搭載しました。
「UBZ-S27/S20」は、“DEMITOSS(デミトス)”シリーズの使いやすさはそのままに、新たに「コンパクト×スタイリッシュ」で店舗ユースに最適化した特定小電力トランシーバーのブランド “DEMITOSS PREMIO ™ (デミトス・プレミオ)”として展開してまいります。
●「UBZ-S27/S20」の主な特長
1.免許資格不要
免許も資格も申請も不要で、購入したその日から使用できます。また、通話料や電波利用料も一切かかりません。
2.店舗用=スタイリッシュ×耐衝撃性ボディー
多様化するユニフォームに合わせたスタイリッシュなフォルムとしながらも、耐衝撃性樹脂 “ポリカーボネート” 製のボディーを採用し、米軍規格である、MIL-STD-810Fの落下衝撃試験に対応した「業務用」の耐久性を実現しました。また、「UBZ-S20」にはユニフォームに合わせて選べるホワイトバージョンもラインナップに加えました。
3.小型軽量×フラットボディー
アンテナやボリュームツマミなどの突起物を外観から無くし、ユニフォームや陳列商品へ引っかかることのない外観としています。また、コンパクトボディーと相まって高い装着自由度を実現しています。
4.縦×横使用対応
姿勢変化による性能変動の少ない緩指向性アンテナを内蔵。縦横それぞれの装着状態、また、使用者に姿勢変化が生じた際にも安定した送受信性能を提供します。
5.レピーター(中継器)対応
別売のレピーター(中継器)を介して交信を行なうことで、広い範囲でより安定した通話が可能です。また、入り組んだ建物内では、電波をさえぎる壁や機器を避けるように配置することで、交信の死角を減らします。もちろんレピーターを使用しない、シンプレックス(端末間直接交信)での交信も可能です。
6.オールインワンパッケージ
メモリー効果が無く、継ぎ足し充電可能なリチウムイオン充電池と充電器を同梱しています。また確実に本体をホールドし、縦横いずれの方向にも装着可能なベルトホルスターも付属しています。
7.簡単設定で複雑な配線・設置工事は不要
通話の設定はもちろん、レピーター(中継器)やベース機の設置も簡単に行えます。大がかりな設置や配線工事を必要とせず、購入したその日からお使いいただけます。
8.エマージェンシー機能
送話者ID※を付加したエマージェンシー信号を通話対象者に一斉送出します。また、スピーカーから警告音を出し周囲に注意喚起を促す動作も設定可能です。
9.デジタルシグナリング搭載 — 10名を超えるような大人数での使用環境に威力を発揮 ※「UBZ-S27」のみ
シンプルな「UBZ-S20」に対して、特に10名を超えるような大人数が一店舗内で通信を行なう環境では、デジタルシグナリングを搭載した「UBZ-S27」がおすすめです。自分には直接関係しない交信が頻繁に入るのは、煩わしいだけでなく、肝心な自分あての問いかけに迅速に反応する機会を失ってしまうことにもつながりかねません。「UBZ-S27」であれば、店長や売場責任者など特定のメンバーや所属するグループだけを呼び出す、選択呼び出しや、誰が送信者かわかるID表示機能、接客中の応答に便利な、Yes/Noボイスメールなどにより、効率的な通話を行なうことが可能です。
- 10通りの所属グループ呼出し、100通りの個別呼出しが可能
選択呼出し(全員呼出し/所属グループ呼出し/個別呼出し)が可能。3つのメモリーキーに割当てればワンタッチ動作も可能です。 - 送話者ID表示(PTT ID表示)
送信者のIDが液晶画面に表示され、誰からの呼び出しであるのか視認することができます。 - Yes/Noボイスメール
接客中の問いかけなどに対し、直接話さなくてもワンプッシュで「はい/お待ち下さい/いいえ」のボイスメールを返信できます。
([注]音声データは工場出荷時に搭載してあるものからは変更できません。) - 定型テキストメッセージ(ステータスメッセージ)
予め登録されている定型メッセージ(最大4桁/8種類)をリストから選んで送ることが可能です。
10.3メモリーチャンネル ※「UBZ-S27」のみ
チャンネル番号をはじめとする諸情報をメモリーチャンネルキー(【M1】、【M2】、【M3】)に登録してワンタッチで呼出しなどを行なえます。例えば、午前中は【M1】に登録された宴会場Aのスタッフとして働き、午後は【M2】に登録してある宴会場Bへまわる。夕方からはレピーター(中継器)を使用している【M3】の大会議場のスタッフとして働くというような場合に非常に便利です。
11.ボイスアナウンス機能 ※「UBZ-S27」のみ
チャンネルの設定変更を音声でアナウンスします。液晶表示の視認しにくい環境・装着状態でのチャンネル変更や視覚障害のある方のご使用をアシストします。
12.ハンズフリー運用可能
音に反応して送信と受信待ち受けを自動的に切り替える“VOX”機能や、PTTキーを1度押すと送信を継続し、もう一度押すと終了する“PTTホールド”設定を搭載し、ハンズフリーでの応答が可能です。
13.用途に併せて選べる新オーディオアクセサリー
目立ちすぎず、視界に入っても目ざわりにならない、しかも各部強度を大幅に高めたものを複数ラインナップしました。ワークシーンに合わせたものをお選びいただけます。また、「UCM-100」はリモコン3キーを備えており、無線機本体を収納したままでも、よく使う機能を手元で操作可能です。
型番 | 品名 | 希望小売価格(本体価格) | 発売時期 |
---|---|---|---|
UCM-100 | コントロールマイクロホン | 3,990円(3,800円) | 7月下旬 |
UHS-1 | イヤーフックタイプイヤホン | 3,045円(2,900円) | |
UHS-2 | アコースティックチューブイヤホン | 3,990円(3,800円) | |
UHS-3 | カナルタイプイヤホン | 2,730円(2,600円) |
SB-4 | ネックストラップ | 1,470円(1,400円) | 7月下旬 |
UPB-6L | リチウムイオンバッテリーパック | 6,930円(6,600円) |
14.その他: 民生機分野で活躍するデザイナーを起用し、国内工場にて生産
デザインには主に民生機分野で活躍してきたデザイナーを起用いたしました。また、無線機の生産は国内生産回帰の先鞭をつけた山形ケンウッド(山形県鶴岡市)にて行ないます。
●「UBZ-S27/S20」の主な定格
チャンネル数 | 47ch(シンプレックスモード20ch+セミデュプレックスモード[レピーターアクセスモード]27ch) |
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使用周波数帯 | 400MHz帯 |
送信出力 | 10mW/1mW |
電波型式 | F3E, F2D |
低周波出力 | 45mW以上(8Ω負荷 10%歪率時) |
電源電圧 | DC 3.8V |
使用温度範囲 | -10℃〜+50℃ |
外形寸法 | 幅49.6×高さ100×奥行22.3mm (突起物含まず) |
ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内13社、海外27社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。
本件に関するお問い合わせ先
- 報道・出版窓口:JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社 事業戦略推進部 宣伝・パブリシティ担当
TEL:045-444-5306 FAX:045-444-5319 E-mail:pr.qa@kenwood.co.jp - 一般顧客窓口:ケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL:0570-010-114(ナビダイヤル) 携帯電話・PHS・IP電話:045-450-8960 FAX:045-450-2287