TS-590S/D/V
ファームウェア アップデートのお知らせ
最終更新日 2020年3月12日
TS-590S/D/Vのファームウェアが、Ver.2.05にアップデートされました。
TS-590S/D/Vをお持ちのお客様へ、ファームウェア アップデートプログラムを提供中です。
本ソフトウェアにより、TS-590S/D/VとPCとをUSBケーブルまたはRS-232Cケーブルで接続して、ファームウェアのアップデートをおこなうことができます。
・このファームウェア アップデートプログラムは、TS-590S/D/V 専用です。TS-590SG/DG/VGにはご使用になれません。
 
● ファームウェア アップデートについてのご注意
ファームウェアを Ver.1.08(又はそれ以前)から、Ver.2.05(最新バージョン)にアップデートした場合、内部メモリーのアドレス変更にともない、TS-590S/D/Vは強制的にフルリセットされます。フルリセットにより、お客様がTS-590S/D/Vに記憶されたメモリー、設定データが消去されます。「ラジオコントロールプログラム:ARCP-590 (Ver.2.02)」を使用して、ファームウェア アップデートの前にメモリー、メニューなどの設定データをバックアップされることをおすすめします。
 
● 仮想COMポートドライバーについて
  TS-590S/D/VとPCとをUSBケーブルで接続するには、別途仮想COMポートドライバーのインストールが必要です。
【ご注意】仮想COMポートドライバーのインストールが完了するまでは、無線機とPCとをUSBケーブルで接続しないでください。
(仮想COMポートドライバーのインストールをおこなわないで無線機とPCとをUSBケーブルで接続した場合、まれに無線機に対応していない誤ったドライバーがPCにインストールされてしまい、PCが無線機と正常に通信できなくなることがあります。その場合は、誤ったドライバーをいったん削除したのちに、あらためて正しい仮想COMポートドライバーをインストールし、無線機とPCとを接続してください。)
 
今回のアップデート内容
  ・ Ver.2.04→Ver.2.05 (2020年3月12日)
 
1. スプリット転送で他の無線機と接続している場合、タイミングによっては正しく電源がOFFできない場合がある不具合を修正しました。

以前のアップデート内容
  ・ Ver.2.03→Ver.2.04 (2019年1月30日)
 
1. 本機のスプリット転送機能をONにした場合、TS-890S/Dや、TS-590SG/DG/VG(ファームウェアVer.1.05以降)と組み合わせて「スプリット転送A」の「サブ受信側」としても動作するように仕様を追加しました。
 ・メニューNo.58 で「ON」を選び、本機のスプリット転送機能をONにします。メニューNo.59 も「ON」を選び、VFOに設定します。  ・「スプリット転送A」の操作については、TS-890S/D の取扱説明書(p.16-9~p.16-10)、または 改訂されたTS-590SG/DG/VGの取扱説明書(p.69~p.70)を参照してください。  ・TS-590S/D/Vは、「スプリット転送A」の「送受信側」としては動作しません。「送受信側」にはTS-890S/Dや、TS-590SG/DG/VG(ファームウェアVer.1.05以降)をご使用ください。
2. AMモードで受信中、CWサイドトーンでノイズが発生する不具合を修正しました。
   
  ・ Ver.2.02→Ver.2.03 (2016年11月17日)
 
1. 内蔵アンテナチューナーが正しく動作しない場合がある不具合を修正しました。
   
  ・ Ver.2.01→Ver.2.02 (2015年12月9日)
 
1. 運用モードを変更後、スプリット機能が正しく動作しない場合がある不具合を修正しました。
   
  ・ Ver.2.00→Ver.2.01 (2015年7月28日)
 
1. NB1とNB2を同時にON にすることができるようになりました。
 ・ノイズ・ブランカーがOFF のときに[NB(LEV)] を長く押すと、NB1 とNB2が同時にON になります。再度[NB(LEV)] を押すと、ノイズ・ブランカーはOFF になります。  ・NB1 とNB2 を同時にON にしているときは、ノイズ・ブランカーレベルの設定はできません。一度ノイズ・ブランカーをOFF にして、NB1 またはNB2 をON にしてから設定してください。
この仕様追加にともない、ラジオコントロールプログラムARCP-590、およびラジオホストプログラムARHP-590も併せてアップデートしました。
改定された取扱説明書(PDF版)も、併せてご参照下さい。(TS-590S/D/Vはすでに生産を終了しているため、ファームウェアVer.2.00以降に対応した取扱説明書はPDF版のみのご提供とさせていただいています。印刷されたものの販売や配布はおこなっていませんのでご了承ください。)
   
  ・ Ver.1.08→Ver.2.00 (2015年1月29日)
 
1. クイックな設定ができる新スプリット機能(TS-990方式)を追加しました。
【SPLIT】キーを長押しすると、スプリット送信周波数設定モードになり、”SPLIT”表示が点滅します。この状態で、例えばテンキーの【5】を押すと「5kHzアップ」で、またはテンキーの【0】,【5】を押すと「5kHzダウン」でスプリット設定が完了します。(指定された周波数がマイナス方向の場合は、最初に【0】キーを押します。)
2. XITによるスプリット運用時、TF-SET中はメインツマミでXIT周波数を可変できるように仕様を追加しました。シンプレックスモードでRIT OFF時に可能です。
3. FINEのON/OFFをモードごとに設定できるように仕様を追加しました。CWモードやDATAモードでの運用に便利です。
4. 表示周波数が1MHz未満のときにFINE機能をONにすると、周波数表示を左に1桁シフトして、1Hzの桁まで表示できるように仕様を追加しました。
5. VFO A/BにFIL A/Bの状態を独立して設定できるように仕様を追加しました。
6. RX ANT機能が50MHz帯でも使用できるように仕様を追加しました。
7. DATAモードで送信出力を独立して設定できるように仕様を追加しました。(HF SSB-DATA / FM-DATA、50M SSB-DATA / FM-DATA、HF AM-DATA、50M AM-DATA の4通りで送信出力を独立して設定可能です。)
8. ボイスメッセージ送信時のマイクゲインやプロセッサーレベルが、マイク送信時と独立して設定できるように仕様を追加しました。(オプションのVGS-1が必要です。)
9. RXイコライザー / TXイコライザーが、モードごとに設定できるように仕様を追加しました。
10. CWメッセージの消去がチャンネル単位でもできるように仕様を追加しました。
11. 送信メーターの種別がアナウンスされるように仕様を追加しました。(オプションのVGS-1が必要です。
12. DRV OUT機能のオン、オフがアナウンスされるように仕様を追加しました。(オプションのVGS-1が必要です。
13. RIT/XITの周波数がアナウンスされるように仕様を追加しました。(オプションのVGS-1が必要です。
14. VGS-1装着状態の読み出しが、PCコマンドでできるように仕様を追加しました。
15. AI機能のバックアップあり/なしの切り替えが、PCコマンドでできるように仕様を追加しました。
16. ボイスメッセージの消去が、PCコマンドでできるように仕様を追加しました。
17. 和文のモールス符号送出が、PCコマンドでできるように仕様を追加しました。(国内向けモデルのみ。)
(上記のPCコマンドの詳細につきましては、最新の「PCコマンド集」を参照してください。)
18. 背面のDRV(ドライブ出力)端子から、135kHz帯と同様に475kHz帯(472~479kHz)の出力(約0dBm:1mW)が可能になりました。
19. バンドメモリー [GENE] 2番目の初期値を 472kHz / CWに変更しました。
20. ビープ音、CWサイドトーン、およびVGS-1装着時のボイスメッセージ再生とアナウンスの最小音量を小さくしました。
21. 運用モードを変更後、DATA VOX が正しく動作しない場合がある不具合を修正しました。
22. SSB/CWモードで送信中、SWRメーターが一瞬大きく振れる場合がある現象を修正しました。
この仕様追加にともない、ラジオコントロールプログラムARCP-590、およびラジオホストプログラムARHP-590も併せてアップデートしました。
   
  ・ Ver.1.07→Ver.1.08 (2013年12月6日)
 
1. スプリット運用時、送信中に[同調]ツマミ(メインエンコーダー)を回したときの周波数可変の対象が従来は送信側VFOでしたが、受信側VFOに切り替えることもできるように仕様を追加しました。
受信側VFOに切り替えるには、[SPLIT] キーを押しながら電源をONにします。7 セグメント表示部の右端桁のドットが、パワーオンメッセージ表示のあとに毎回約2秒間点滅し、受信側VFOに切り替わっていることを示します。
送信側VFOに戻すには、一旦電源をOFFし、再度 [SPLIT] キーを押しながら電源をONにします。
この仕様追加にともない、ラジオコントロールプログラムARCP-590も併せてアップデートしました。
2. PCコマンドで周波数帯を切り替えると、スプリット運用で送信できない場合がある不具合を修正しました。
3. VFO Bでバンドメモリーが正しくバックアップされない場合がある不具合を修正しました。
   
  ・ Ver.1.06→Ver.1.07 (2012年9月14日)
 
1. ボイス/CWメッセージの再生中にチャンネルキーを長押しして一時的に繰り返し再生をおこなっている場合、チャンネルキーや[CLR]キーを押した時と同様に、PTT、もしくはパドルの操作でも繰り返し再生を停止するように仕様を変更しました。
2. CWセミブレークインで受信に戻った直後、SWRメーターが一瞬大きく振れる場合がある現象を修正しました。
3. メモリー周波数の一時可変中、オートゼロインが正しく動作しない場合がある不具合を修正しました。
   
  ・ Ver.1.05→Ver.1.06 (2011年12月22日)
 
1. アップコンバージョンバンドでの通過帯域外信号による抑圧を改善しました。
2. FSKモードでの送信モニター音の最小音量を小さくしました。
3. コンプレッションメーターとALCメーターの時定数を、50msから300msに変更しました。
4. アンテナチューニングの終了直後、Sメーターが一瞬大きく振れる場合がある現象を修正しました。
5. アンテナ端子(ANT 1, ANT 2)を切り替えたとき、内蔵アンテナチューナーのプリセットデータがそれぞれのアンテナ端子ごとに正しく記憶されない場合がある不具合を修正しました。
6. 内蔵キーヤーのスクイーズ動作がAモードのとき、CWメッセージ登録時に正しくスクイーズ動作しない不具合を修正しました。
   
  ・ Ver.1.04→Ver.1.05 (2011年6月30日)
 
1. ボイス/CWメッセージの繰り返し再生が一時的におこなえるように機能を追加しました。
[CH1]、[CH2]、[CH3]、[RX/4]のいずれかのキーを一回だけ押してメッセージを単独で再生している間に、同じ(再生中の)チャンネルキーを長押しすると、一時的にそのメッセージが繰り返し再生されます。
メニューNo.56(メッセージ繰り返し再生)をONにした場合、この機能は動作しません。
無線機がキーの長押しを検出する前にメッセージ再生が終了した場合、この機能は動作しません。
この機能が動作中は、13セグメント表示部に "AP 1111"、または"CP 1111"のように表示されます。
この機能が動作中に、[CH1]、[CH2]、[CH3]、[RX/4]、または[CLR]のいずれかのキーを押すと、この機能は終了します。
繰り返し再生のインターバルは、メニューNo.57(繰り返し再生間隔)で設定した時間が反映されます。
PCコマンドでは、この機能は動作しません。
2. LSB/USBモード、またはFM/AMモードでコンプレッションメーターを表示させた場合、CW/FSKモードに変更すると自動的にALCメーターに切り替わるように仕様を修正しました。
   
  ・ Ver.1.03→Ver.1.04 (2011年5月20日)
 
1. ビープ音の最小音量を小さくしました。
2. 送信モニター音の最小音量を小さくしました。
3. VGS-1で常時録音をおこなったときの、CWサイドトーンの録音音量を小さくしました。
4. FMモードでTONEをONしたときの、受信音の低域特性を改善しました。
   
  ・ Ver.1.02→Ver.1.03 (2011年3月24日)
 
1. SSB-DATAモードのON/OFF時に、AGC時定数が正しく切り替わらない場合がある不具合を修正しました。
2. AT-300(外部アンテナチューナー)の接続を正しく認識しない場合がある不具合を修正しました。
3. BC帯の9kHzステップ自動切り替えが正しく動作しない場合がある不具合を修正しました。
   
  ・ Ver.1.01→Ver.1.02 (2011年1月20日)
 
1. SSB-DATAモードで、スピーチプロセッサー"OFF"の設定が正しく反映されない場合がある不具合を修正しました。
2. TXチューニングの終了時に、通常時の送信パワーが一瞬出力されてしまう不具合を修正しました。
3. 電源ON時のUSB接続の安定性を改善しました。
4. 内蔵エレクトロニック・キーヤーの動作モードが「Aモード」の場合、スクイーズ動作がパドル入力に正しく対応する様に動作を修正しました。
5. ALCの応答特性を変更し、送信開始時のRF出力の飛び出しを低減しました。
6. 自局の送信電波が受信専用アンテナを経由してRX ANT端子に入力された場合の内部回路に対するアイソレーションを改善するために、RX ANT端子使用時のリレー動作を変更しました。
   
  ・ Ver.1.00→Ver.1.01 (2010年11月26日)
 
1. PCコマンド「FT」を使用した場合、[TF-SET]での送信周波数がずれる不具合を修正しました。
この修正にともない、ラジオコントロールプログラムARCP-590も併せてアップデートしました。
2. メニューNo.53(HFバンドのリニアアンプコントロール)、及びメニューNo.54(50MHzバンドのリニアアンプコントロール)の設定を「3」にした場合、CWのウェイトが変化してしまう不具合を修正しました。
●  アップデート対象製品
 
TS-590S/D/Vの、すべての製造番号のものが対象です。(TS-590S/D/Vは、すでに生産を終了しています。)
 
注) ファームウェアのバージョンは、以下の方法でご確認いただけます。
 
前面パネルの [M.IN] キーを押しながら電源をONにします。LCDに表示される数字が、ファームウェアバージョンです。
● 動作環境
1. オペレーティング・システム(OS)
Windows® 8.1(32-bitまたは64-bit)
Windows® 10(32-bitまたは64-bit)
注:
上記の対応OSは、本ソフトウェアのリリース時点のものです。
対応するOSの種類につきましては、Microsoft CorporationによるOSに対するテクニカル・サポートの終了などの理由により予告なく変更される場合があります。
2. プロセッサー
それぞれのオペレーティング・システムで推奨されているCPU以上。
3. システム・メモリー(RAM)
それぞれのオペレーティング・システムで推奨されているシステム・メモリー以上の容量。
4. ハード・ディスクの空き容量
ハード・ディスクに100MB以上の空き容量。
5. Run-time
Microsoft .NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0 を含む)
6. 周辺機器
XGA(1024×768)以上の解像度を持つディスプレイ。
キーボード及びマウスなどのポインティング・ディバイス。
USB 2.0またはRS-232Cインターフェース。
USBケーブルまたはRS-232Cケーブル。
注:
USBケーブルは無線機側がBタイプのもの、RS-232Cケーブルはストレートタイプで無線機側が9ピン メスのものをご用意ください。
USBケーブルを使用して無線機とPCとを接続する場合は、直接接続してください。USBハブを介して接続すると、本ソフトウェアが正常に動作しないことがあります。
USBケーブルで接続してファームウェアをアップデートする場合は、仮想COMポートドライバーもダウンロードしてしてください。
お客様がUSBケーブルやRS-232Cケーブルをお持ちでなく、かつアップデートをご希望の場合には、弊社通信機サービスセンターまでお問い合わせください。
 
●  ご利用上の注意
 
このソフトウェアの再配布、改修、変更、翻訳、併合、逆コンパイル、リバース・エンジニアリングなどの行為を禁止します。
このソフトウェアおよびこのソフトウェアに付属されている全てのマニュアルやその他の書類などの著作権、その他のいかなる知的財産権はすべて株式会社JVCケンウッドに帰属するものとします。このソフトウェアは、株式会社JVCケンウッドからライセンス供与されてお客様の使用が認められたものであり、販売されたものではありません。お客様は、このソフトウェアが記録されているメディアの所有権を有するだけで、株式会社JVCケンウッドは、そのソフトウェア自体の所有権を留保するものとします。
株式会社JVCケンウッドは、このソフトウェアの品質および機能が、お客様の使用目的に適合することを保証するものではなく、また、本資料に明示的に記載された以外、このソフトウェアについての瑕疵担保責任および保証責任を一切負いません。このソフトウェアの選択、導入はお客様の責任でおこなっていただき、このソフトウェアの使用およびその結果についても同様にお客様の責任でおこなっていただきます。
 
●  データのバックアップについて
 
本ソフトウェアを使用したファームウェア アップデート手順の中には、フルリセットが含まれます。フルリセットにより、お客様がTS-590S/D/Vに記憶されたメモリー、設定データが消去されます。
ラジオコントロールプログラム:ARCP-590」を使用して、ファームウェア アップデートの前にメモリー、メニューなどの設定データをバックアップされることをおすすめします。
 
●  インストール手順
 
ダウンロードした圧縮ファイル"TS-590_V205J.zip"を右クリックし、「すべて展開」を選びます。表示されるウィザードしたがって展開してください。展開により生成されたフォルダー"TS-590_V205J"の中に、自動的にインストールされます。
 
●  アップデート手順
 
本プログラムを使用した、ファームウェア アップデート手順につきましては、こちらをごらんいただき、内容を十分にご理解下さい。
  TS-590S/D/V ファームウェア アップデート手順
 
●  アンインストール手順
 
インストールで生成された"TS-590_V205J"という名前のフォルダーを、中身のファイルごと削除します。
(このアップデートプログラムは、レジストリおよびシステムフォルダへの書き込みをおこないません。そのため、ファイルを削除するだけでアンインストールできます。)
 
●  ソフトウェアのダウンロード
 
以上の内容にご同意いただける場合のみ、以下のリンクをクリックして本ソフトウェアをダウンロードしてください。
  TS-590S/D/V ファームウェア アップデートプログラム 最新バージョン
(以前のアップデート内容も全て含んでいます。)
TS-590 Update Version 2.05(2020年3月)
  「TS-590_V205.zip」 1.41MB ダウンロード
 
□お問い合わせメールフォームへ
 
・Microsoft®, Windows® ならびに Windowsロゴは、Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。 ・.NET Frameworkは、米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。